甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】

誓いに行きます

「おめでとう!」

「都!…すっごく綺麗よ〜」

葵さんのプロポーズを受けてから7ヶ月後の私の誕生日。

葵さんと私は結婚式を挙げた。

葵さんは、刷新委員会のリーダーとして、多忙な毎日を送っている。

そんな葵さんを支えたくて、私は昨年末でトリニティを退職した。

入社して間もない頃『一生を捧げます』と誓ったのに、ごめんなさい。

でも、トリニティの為に頑張る葵さんをサポートするのだから、誓いを破ってない…ということにしよう。

あれこれ妄想して、一人で頷いていると、私の瞳を覗き込む葵さんと目が合った。

「都…また何か考えてる」

チュッ…

キスされた!

頬が熱を帯びる。

「さあ、行くよ」「はい!」

葵さんの腕に、手を絡ませる。

永遠の愛を誓いに行きますか…

Fin.







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