甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】

私に払わせる気ないよね?

「宮澤さん、ごちそうさまでした。
徒歩圏内にこんな美味しいお店があったなんて、びっくりです」

「どういたしまして」
宮澤さんが、ふわりと微笑んだ。

ドキッ

・・・・・

5分くらい歩くと、私のマンション前に着いた。

「おやすみ。データはちゃんと保存するんだよ」と軽く頭をなでられる。

(知ってたんだ。恥ずかしい)

残業をした私のことを労ってくれたのかな?嬉しくなった私は、

「もし、宮澤さんが大変だった日は、今度は私が労ってあげますね〜」

素面なら絶対に言わない上から発言をし、送ってくださり、ありがとうございました。おやすみなさい!」
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