甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
エレベーターで3階まで上がる。

自室の前まで行き、ふと道路を見ると、こちらを見上げてる宮澤さんと目が合った。

まだ酔いが回ってる私は、あろう事か、宮澤さんに向かって大きく手を振ったのだった。

「鍵、閉めてね」宮澤さんが口パクで言う。

両手で大きく丸印を作る私は、まだ酔っている。

酔っ払い、恐るべし!
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