甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
「宮澤課長ってさ、いつも女子を近付けないオーラ出してるよね?

それに、メモ付けるようなキャラじゃない」と松田が続く。

「それ!私も思ったよ‼︎宮澤課長に近付きたくても、近寄るなオーラ半端ない。
なのに、都にはメモ付きで仕事の指示?」三奈が同意する。

「「「なぜかしらねぇ〜」」」

じとーっと私を見つめてくる三人に、

「謎でも何でもないよ。きっと、私がおっちょこちょいだから気をつけろよってちゃんと仕事しろよ…みたいな意味なんじゃないかな?」

そうでしょ?事実、あのメモを見ると
頑張らなきゃって気合いが入るから。

「俺さ、宮澤課長のこと、仕事できる人だし、普通ならテンパって大騒ぎしそうな時も冷静でさ、すっげー尊敬してる。
でも、何かさ…かわいそうになってきた…」

「やってる事が高校生みたいで、かわいいわね〜」と美希子先輩がうっとりしてる。

話が妙な方向になってきたので、

「そろそろさ、お開きにしない?明日もあるし」


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