甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
夜になって帰宅した父も交え、みんなで白味噌ベースの鍋を囲む。
宮澤さんの腕時計を目ざとく見つけた翔太が「やっぱ、この時計いいな〜」とすっかり宮澤さんに懐いている。
お酒好きのお父さんは、一緒に酒を飲みたいが宮澤さんは車だもんな〜と残念そうだ。
締めのうどんがすっかりなくなり、食器を台所へ運ぶ。
台所でニコニコ顔の母と並ぶ
「ねえ、宮澤さんと…っ『付き合ってないから』」
言われる前に訂正する。
「じゃあ、その一歩手前なんだ?」
その気がないのに、東京からわざわざあなたを乗せてきたりしないでしょ?とウキウキしてるから、
「違うの。宮澤さんは京都で用事があって、私はついでに乗せてもらったの」
と母の妄想にストップをかける。
・・・・・
午後8時
市内のホテルに泊まる宮澤さんを、見送る。
「佐久間さん、1月3日に初詣でに行こう
何時に出られる?午後1時頃はどう?」
と問われる。
「はい。午後1時なら大丈夫ですよ?」
迎えに行くよ。んじゃ、良いお年を〜
と、運転席のウインドウを下げ、手を振る宮澤さん。
(初詣で…松田にちゃんと断り入れとこ)
宮澤さんの腕時計を目ざとく見つけた翔太が「やっぱ、この時計いいな〜」とすっかり宮澤さんに懐いている。
お酒好きのお父さんは、一緒に酒を飲みたいが宮澤さんは車だもんな〜と残念そうだ。
締めのうどんがすっかりなくなり、食器を台所へ運ぶ。
台所でニコニコ顔の母と並ぶ
「ねえ、宮澤さんと…っ『付き合ってないから』」
言われる前に訂正する。
「じゃあ、その一歩手前なんだ?」
その気がないのに、東京からわざわざあなたを乗せてきたりしないでしょ?とウキウキしてるから、
「違うの。宮澤さんは京都で用事があって、私はついでに乗せてもらったの」
と母の妄想にストップをかける。
・・・・・
午後8時
市内のホテルに泊まる宮澤さんを、見送る。
「佐久間さん、1月3日に初詣でに行こう
何時に出られる?午後1時頃はどう?」
と問われる。
「はい。午後1時なら大丈夫ですよ?」
迎えに行くよ。んじゃ、良いお年を〜
と、運転席のウインドウを下げ、手を振る宮澤さん。
(初詣で…松田にちゃんと断り入れとこ)