甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
翌日、朝10時を少し過ぎた頃
家の前に、宮澤さんの白いSUVが止まる。
「おはようございます」
「宮澤さん!おはようございます〜」
お母さん…今日もテンション高いな。
「あの、コレ兄が作ったのですが、良かったら貰っていただけませんか?」
鮮やかなグリーンの竹の器に、細長い大王松と金色の水引き、そこにシックな橙色のマムと蘭が生けてあり、雅な和風のお正月アレンジだ。
「「まあ!素敵‼︎」」
お母さんと私は同時に声をあげる。
「シュウさんも、京都にいらっしゃってるんですか?」
言ってなかったっけ…と宮澤さん。
「一年間、Rホテル内のフラワーアレンジを任されててね、12月と1月のアレンジを入れ替えるんだよ。
シルクフラワーの方を、俺が運ぶことになっててね…コレは生花なんだけど、
佐久間さんのご実家の雰囲気を伝えて、修斗に作ってもらったんだ…」
家の前に、宮澤さんの白いSUVが止まる。
「おはようございます」
「宮澤さん!おはようございます〜」
お母さん…今日もテンション高いな。
「あの、コレ兄が作ったのですが、良かったら貰っていただけませんか?」
鮮やかなグリーンの竹の器に、細長い大王松と金色の水引き、そこにシックな橙色のマムと蘭が生けてあり、雅な和風のお正月アレンジだ。
「「まあ!素敵‼︎」」
お母さんと私は同時に声をあげる。
「シュウさんも、京都にいらっしゃってるんですか?」
言ってなかったっけ…と宮澤さん。
「一年間、Rホテル内のフラワーアレンジを任されててね、12月と1月のアレンジを入れ替えるんだよ。
シルクフラワーの方を、俺が運ぶことになっててね…コレは生花なんだけど、
佐久間さんのご実家の雰囲気を伝えて、修斗に作ってもらったんだ…」