甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
自動ドアが開き、少し息を切らせた三奈が入ってきた。
「都〜、ごめんね?お待たせ!」
三奈は私の手元のアレンジ本を見て
「次はクリスマスリースを作るの?都の作品って素敵だよね〜プロになっちゃえばいいのに」
コレ綺麗な色使いだね〜とか、白一色も大人っぽいなどと話しながら、三光堂を後にする。
夕食をと思った洋食屋"ムッシュ カズ"は三光堂の並びにあり、いつも店の外に行列ができるくらい人気店だ。
今日は早い時間なので、行列はできておらず、すぐに席に通された。
微かにネロリオレンジの香りがするオシボリで手を拭きながら、
「特製ハンバーグ定食を二つお願いします」と注文を取りに来たバイトくんに伝える。
「都〜、ごめんね?お待たせ!」
三奈は私の手元のアレンジ本を見て
「次はクリスマスリースを作るの?都の作品って素敵だよね〜プロになっちゃえばいいのに」
コレ綺麗な色使いだね〜とか、白一色も大人っぽいなどと話しながら、三光堂を後にする。
夕食をと思った洋食屋"ムッシュ カズ"は三光堂の並びにあり、いつも店の外に行列ができるくらい人気店だ。
今日は早い時間なので、行列はできておらず、すぐに席に通された。
微かにネロリオレンジの香りがするオシボリで手を拭きながら、
「特製ハンバーグ定食を二つお願いします」と注文を取りに来たバイトくんに伝える。