甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
特製ハンバーグを平らげて、デザートのチョコレートババロアを頬張っているとお、店のドアベルが来客を告げた。
男性が二人、私たちのテーブル横を通り奥の席へ案内されている。
微かに落ち着いた感じの香りがした。
(何の香りだったっけ?)
チョコレートババロアから意識が遠ざかっていた私に、三奈が興奮したように小声で、
「宮澤さんだよ!しかも矢神さんまでいる‼︎」
社内の情報に疎い私は、宮澤さんの同期で、もう一人のイケメン、人事部課長『矢神 悟さん』情報も教えられた。
スプーンでババロアをすくいながら、奥の席を盗み見る。
メニュー表を手にする宮澤さんの横顔が見える。
爽やかなイケメン…あ、笑った。
大人の男の人って雰囲気だったけど、笑顔が少年みたい。
特製ハンバーグを注文するのかな?
奥の席が気になるものの、席が空くのを待ってる人たちの行列が出来始めてるので、長居するわけにいかず、会計を済ませ外へ出た。
男性が二人、私たちのテーブル横を通り奥の席へ案内されている。
微かに落ち着いた感じの香りがした。
(何の香りだったっけ?)
チョコレートババロアから意識が遠ざかっていた私に、三奈が興奮したように小声で、
「宮澤さんだよ!しかも矢神さんまでいる‼︎」
社内の情報に疎い私は、宮澤さんの同期で、もう一人のイケメン、人事部課長『矢神 悟さん』情報も教えられた。
スプーンでババロアをすくいながら、奥の席を盗み見る。
メニュー表を手にする宮澤さんの横顔が見える。
爽やかなイケメン…あ、笑った。
大人の男の人って雰囲気だったけど、笑顔が少年みたい。
特製ハンバーグを注文するのかな?
奥の席が気になるものの、席が空くのを待ってる人たちの行列が出来始めてるので、長居するわけにいかず、会計を済ませ外へ出た。