甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
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疲れた…今日も忙しかった。
早帰りの今日は、超多忙だったけど、何とか定時に業務を終了させた。
ノロノロと更衣室で着替える。
少し離れたロッカーの方で、先輩たちの会話が聞こえる。
「…一目惚れらしいよ。トヨトミの専務のお嬢さんですって!」
「宮澤さん、トヨトミに行っちゃうのかな〜」
「どうして?」
「だって、一人娘だよ?嫁に出さないでしょう。宮澤さんを婿養子にして、トヨトミの役員の席を用意してるって聞いたよ」
「そんな…うちの会社が宮澤さんを手放すなんてしないでしょ?」
「手放したくなくても、トヨトミは一番のお得意様だよ?逆らえないんじゃ…」
何それ…
宮澤さんが、毎日遅くまで頑張ってること知ってる。
詳しい業務まで分からないけど、「仕事のこと思い出させるな」と言いながら今の仕事が大好きって気持ちが溢れてた
それが、会社の為とか言って、トリニティを去る?…あり得ない!
そもそも、それ本当なの?
疲れた…今日も忙しかった。
早帰りの今日は、超多忙だったけど、何とか定時に業務を終了させた。
ノロノロと更衣室で着替える。
少し離れたロッカーの方で、先輩たちの会話が聞こえる。
「…一目惚れらしいよ。トヨトミの専務のお嬢さんですって!」
「宮澤さん、トヨトミに行っちゃうのかな〜」
「どうして?」
「だって、一人娘だよ?嫁に出さないでしょう。宮澤さんを婿養子にして、トヨトミの役員の席を用意してるって聞いたよ」
「そんな…うちの会社が宮澤さんを手放すなんてしないでしょ?」
「手放したくなくても、トヨトミは一番のお得意様だよ?逆らえないんじゃ…」
何それ…
宮澤さんが、毎日遅くまで頑張ってること知ってる。
詳しい業務まで分からないけど、「仕事のこと思い出させるな」と言いながら今の仕事が大好きって気持ちが溢れてた
それが、会社の為とか言って、トリニティを去る?…あり得ない!
そもそも、それ本当なの?