甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
スマホのライン画面を開く。

『お疲れ様です。
お聞きしたいことがあります。
30分ほどお時間いただけませんか?』

ものすごく久しぶりに、宮澤さんに自分からラインを送った。

更衣室を出て、廊下を歩いてると、スマホが受信を知らせた。

『今どこ?』

『更衣室を出て、一階のロビーを歩いています』

『そのまま2階へ上がってきて』

2階…?
階段の方が早いな。

階段で2階へ上がり2階のフロアを歩く

グイッ…「ひっ!」

伸びてきた腕により、2A会議室の中に引き込まれた。

ふわりと懐かしい香りに包まれる。

「宮澤さん…」

抱きしめられている。

予想外の出来事に、私の脳内はパニックだ。

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