甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
「連絡くれて、ありがとう」
私をぎゅっと抱きしめたまま、宮澤さんがつぶやく。
「お、お仕事中でしたか?」
抱きしめられてることを意識しないように、言葉を発してみる。
腕を少し緩めた宮澤さんが、至近距離から私を見つめる。
「打ち合わせが終わって、片付けてたところ」
近い…早過ぎる心臓の鼓動がバレてしまいそう
ドキドキドキドキドキ…
「…もう、遅いの?君の心の中に、俺が入る隙間はないの?」
何言ってるの?
今までだって、これからだって…宮澤さんのことでいっぱいなのに…。
もう!どうしてそんなこと言うの⁉︎
プツン…自分の中で、何か弾けた。
勢いよく宮澤さんの腕を振りほどく。
「わけの分からないこと言わないでください!
今までだって、これからだって、私の心の中にあるのは宮澤さんだけです!
でも!大丈夫です‼︎
ちゃんと会社の先輩と後輩の距離を保つよう、わきまえてますから!」
ハア、ハア、ハア…
一気に言い切ったため、息が上がる。
私をぎゅっと抱きしめたまま、宮澤さんがつぶやく。
「お、お仕事中でしたか?」
抱きしめられてることを意識しないように、言葉を発してみる。
腕を少し緩めた宮澤さんが、至近距離から私を見つめる。
「打ち合わせが終わって、片付けてたところ」
近い…早過ぎる心臓の鼓動がバレてしまいそう
ドキドキドキドキドキ…
「…もう、遅いの?君の心の中に、俺が入る隙間はないの?」
何言ってるの?
今までだって、これからだって…宮澤さんのことでいっぱいなのに…。
もう!どうしてそんなこと言うの⁉︎
プツン…自分の中で、何か弾けた。
勢いよく宮澤さんの腕を振りほどく。
「わけの分からないこと言わないでください!
今までだって、これからだって、私の心の中にあるのは宮澤さんだけです!
でも!大丈夫です‼︎
ちゃんと会社の先輩と後輩の距離を保つよう、わきまえてますから!」
ハア、ハア、ハア…
一気に言い切ったため、息が上がる。