恋の魔法と甘い罠~おまけSS
甘い朝
「ひゃっ!」



突然後ろから抱き締められてドキンっと胸が高鳴る。


その上首筋に唇を這わせ、時々ちゅうっと甘く吸い付いてくる。



「ちょっ、晴希さっ!」


「ん? ああ、玲夢おはよ」


「え、あ、うん。おはよう……じゃなくて!」



すーすーと気持ち良さそうに寝息をたてていた晴希さんをベッドに残して、あたしは朝食の準備をしていた。


けれど、いつの間にか晴希さんは起きていて。



「ん? 何?」


「何って! そんなことしてたら作れないっ」


「いいよ、作らなくて」


「え、でも朝ご飯……」


「玲夢を食うからいい」


「な、な、何言ってんの!?」
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