恋の魔法と甘い罠~おまけSS
◇
「あっそうそう、これ」
「え」
脱力してしまったあたしをダイニングの椅子に座らせた晴希さんは、あたしの目の前に赤い包装紙に包まれた四角い箱を差し出してきたけれど。
「何これ?」
「今日バレンタインだろ?」
「え」
バレンタインなのは知っているけれど、どうして晴希さんが?
なんて首を傾げながら箱を見つめる。
「女から男に渡すって決まりはねーだろ?」
「え、うん」
最近は友達同士で交換したり、男の人から女の人へ渡すことも増えている。
「あっそうそう、これ」
「え」
脱力してしまったあたしをダイニングの椅子に座らせた晴希さんは、あたしの目の前に赤い包装紙に包まれた四角い箱を差し出してきたけれど。
「何これ?」
「今日バレンタインだろ?」
「え」
バレンタインなのは知っているけれど、どうして晴希さんが?
なんて首を傾げながら箱を見つめる。
「女から男に渡すって決まりはねーだろ?」
「え、うん」
最近は友達同士で交換したり、男の人から女の人へ渡すことも増えている。