恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「あたしからもあるよ」


「ん?」


「チョコレート」


「おお、マジで?」



ぱっと笑顔になった晴希さんに、胸がドキンっと高鳴る。


こんな風に瞳をきらきらと輝かせながらの笑顔は反則だなーといつも思う。


この表情も、さっきあたしを抱いていたときの色気ある表情も、すべてあたしだけのものにしてしまいたい。


そう思うくらいあたしの中には、晴希さんへの好きな気持ちが溢れている。


昨夜晴希さんが寝てからこそこそと作っていたチョコレートケーキを冷蔵庫から取り出して、晴希さんに渡す。



「手作り?」


「うん」


「マジで?」



まただ、この笑顔。
この表情は本当に大好き。


この表情を見れただけで幸せな気持ちになれる。
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