恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「もう! 何笑ってるの!?」
「いや、だってさ。玲夢が押すからこうなったんだろ?」
晴希さんはさらに笑いながらそう言うけれど。
「晴希さんがあんなことをするからじゃん! ここ、見えないようで他のボックスからは丸見えなんだからね!」
高校の頃の彼氏と来たときにも今のように“頂上でキス”しようってことになって。
あの頃はキスするだけでも頬を赤く染めてしまうほどに恥ずかしくてしょうがなかった。
触れるだけのキスをしたあとに見たものは、他のボックスからの視線。
慌てて彼と離れたけれど、このボックスにいる限りはその視線から逃げることができなくて。
残り半分の時間がめちゃくちゃ長く感じたのだ。
「いや、だってさ。玲夢が押すからこうなったんだろ?」
晴希さんはさらに笑いながらそう言うけれど。
「晴希さんがあんなことをするからじゃん! ここ、見えないようで他のボックスからは丸見えなんだからね!」
高校の頃の彼氏と来たときにも今のように“頂上でキス”しようってことになって。
あの頃はキスするだけでも頬を赤く染めてしまうほどに恥ずかしくてしょうがなかった。
触れるだけのキスをしたあとに見たものは、他のボックスからの視線。
慌てて彼と離れたけれど、このボックスにいる限りはその視線から逃げることができなくて。
残り半分の時間がめちゃくちゃ長く感じたのだ。