恋の魔法と甘い罠~おまけSS
そのまま歯列をなぞり舌を絡めて、咥内をくまなく侵していく。



「んっ……はっ……」



呼吸を忘れたように夢中になってキスを繰り返していると、苦しそうに歪めた玲夢の顔が視界に入ってきて、唇にちゅうっと軽く吸い付いてから離れた。


とたんに、ぷはーっと息を吐いて、そのあともはぁーはぁーと息を乱している玲夢。


その姿に、ついぷっと吹き出してしまった。



「な、に?」



そんな俺に、玲夢は訝しげな視線を向けてくる。
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