恋の魔法と甘い罠~おまけSS
そして額にちゅっと唇を押し当てると、玲夢が顔をあげてくるから、そのまま唇にもキスを落とした。



今は猛烈に忙しいせいで、一緒に暮らしているのに二人の時間があまりない。


だからわざわざ休憩時間を利用して会社で密会しているけれど、つい我慢できずに手を出してしまったせいで、誰にも見せたくない玲夢の表情(カオ)を他の男に見せちまった。


見られてしまったのをなかったことにできねえのが辛い。


マジで一生の不覚だ。



唇を深く重ねながら、敏感になっている場所に手を這わせる。


玲夢の艶やかな表情を見ながら、これは俺だけのもんだと腰に回した手にぎゅっと力を込めて引き寄せる。


もう二度とこの表情を他の男に見せねえかんな。


そんなことを思いながら夢中で玲夢を求めていった。



fin.
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