恋の魔法と甘い罠~おまけSS
身体中に晴希さんの熱が触れる度に、あたしの身体にもそれが伝染したように熱くなっていく。


身体の外も中も晴希さんでいっぱいになっていく。


そして一緒に身体を震わせると、晴希さんはくたりとあたしの上に身体を預けてきた。


そして一息ついたあと、晴希さんはじろりとあたしに視線を向ける。



「おまえ、だんだん煽るのがうまくなるよな」


「え?」


「いつまで経っても、俺余裕ねーわ」


「……」



あたしから見れば、晴希さんはいつも余裕ありありに見える。


あたしだけが余裕なくて晴希さんにされるがままになっていたと思っていたけれど……。
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