恋の魔法と甘い罠~おまけSS




「ねえ、晴希さん」


「ん?」


「晴希さんはなんて書いたの?」



結局晴希さんに抱かれてしまったせいで時間が経ってしまったからトランプは一回でやめた。


だからその内容が物凄く気になって訊いてみたけれど。



「知りたい?」


「うん!」


「じゃあ、もう一回やる?」


「え?」



どういう意味かわからず首を傾げると、晴希さんは意地悪そうに口角を緩やかにあげる。


その表情に嫌な予感が身体中を駆け巡る。



「もう一回勝負して引いてみればいい」


「!」



目を見開いたあたしに、晴希さんはふっと笑いながらあたしの腰を引き寄せる。
< 241 / 379 >

この作品をシェア

pagetop