恋の魔法と甘い罠~おまけSS
まさか……、いやいや、こんなとこにいるはずないよな。


なんて思いながらも一抹の望みにかけて声をかけてみた。



「玲夢?」



そんな俺の声に振り向いた彼女は、怪訝そうに眉を潜めながら首を傾げていて。


俺のことを見定めるように、じーっと見つめてくる。


そして俺がじわりじわりと距離を詰めていくと、「あ……」という呟くような小さな声を発する。



「さ、く?」



その言葉に、やっぱり玲夢だったんだとすっげえ嬉しくなった。


そして目の前に玲夢がいるという夢のような光景に、俺のテンションはぐんぐんと上がっていく。
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