恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「冗談だろ? そんな目で見るなよ」


「おまえが言うと、冗談に聞こえねーんだよ」



実際凪は玲夢の愚痴を聞いてくれてたんだから。


そんなことを思いながら、カウンターの空いている席に腰を下ろす。



「生でいい?」


「ん。あと、がっつり食いてーんだけど、今日のオススメ何?」


「チーズインハンバーグ」


「じゃあそれで」


「了解。ていうか、こんな時間なのに何も食ってないの?」


「そうなんだよ。今まで残業してた」



気がつけばもう22時半を回っていて。


途中でちょっとしたつまめるもんは食ったんだけど、腹を満たすには全然足りてなかったんだよなぁ。
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