恋の魔法と甘い罠~おまけSS
子供が生まれてから七ヶ月。


俺と玲夢の仲を邪魔するように、タイミングよく泣きやがる。


いや、それが腹立たしいとかそういうのはないんだけど、俺だけのものだった玲夢が半分だけになってしまったというか。


なんつーか、癒しが足りねぇ。


さっき、本当ならこの手で身体を引き寄せて玲夢の甘い唇を堪能するはずだったのに。


空振りを食らった手をじっと見つめたあと、もう一度溜め息を吐いてから家の中へと足を進めた。
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