恋の魔法と甘い罠~おまけSS
玲夢の腕の中で既に泣き止んでいた柊晴の頭をそっと撫でながらそう言うと、柊晴はぱっと手を広げる。


その仕草を見ると、やっぱ我が子はかわいいなって思う。


持っていた鞄を置いて手を伸ばすと、俺の手に触れてくる。


やっべ。すんげえかわいい。


そのまま抱き上げて俺の腕におさめると、「うきゃっ」と嬉しそうに笑う。



「柊晴、パパに抱っこしてもらえてよかったね」



頬を緩ませながらそう言う玲夢にどきっとしながらも、目の前の柊晴の頬に自分のそれをすりよせた。
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