恋の魔法と甘い罠~おまけSS
一瞬大きく見開かれた瞳はすぐに閉じていき、俺のキスに応えるように玲夢も身体を寄せてくる。


そしたら身体の奥に残っていた熱がまたじわりじわりと温度を上げてきて、身体中で玲夢を欲してくる。


そうなると、唇で指先で掌で……全てで玲夢に触れたくなってしまって。


熱い吐息が重なり合いながら、お互いの熱を身体中で感じ合う。



「晴希、さっ……」



吐息混じりの甘い声で絞り出すように名前を呼ばれると、身体の芯が一気に熱くなる。


もはやそれを抑えることは無理な話で。



「玲夢……っ」



唇や指先で、もう触れるところがないというほどに身体の隅々まで堪能する。


そしてお互いの熱が最高潮に達すると、脱力してしまった俺の腕の中で、玲夢はそのまま眠りに落ちていった。
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