恋の魔法と甘い罠~おまけSS




「ねーねー、ママぁ」


「ん?」


「けっこんってなあに?」



夕方先生が結婚するからおめでとうも言ったと言っていたのに、結婚の意味がちゃんとわかっていなかったなんて。


思わずふふっと笑みが漏れる。


そんな柊晴に、晴希さんも笑みをこぼしながら口を開く。



「柊晴、結婚っつーのはな、パパとママみたいにずっと一緒にいることだ」


「いっしょにいること?」


「ん」


「……パパとママみたいに?」


「ん」
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