恋の魔法と甘い罠~おまけSS
そんな柊晴が可愛すぎて愛しすぎて、あたしも「ママも柊晴大好き~」と言って柊晴の頬にちゅうし返す。


そんなあたしたちを見て小さく溜め息を吐いたのは、晴希さん。



「柊晴」


「パパなあに?」


「あのなぁ、柊晴はママと結婚できねーんだぞ」


「どうして!?」


「パパと結婚してるからに決まってんだろ?」


「でも! でも! ぼくママとずっと一緒にいたいもん!」



目の中に溜まってきた涙を、歯を食い縛りながら必死に堪えている柊晴を見ていると、更に愛しさが募る。
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