恋の魔法と甘い罠~おまけSS
いまだに晴希さんの顔を見れるだけで嬉しくて顔がにやけるし、言葉を交わせたら頬が熱くなる。


その上触れ合ったりしたら、心臓が壊れそうなほどにどきどきしてしまう。


そんな状態なのに一緒に住むなんて。


一緒に住むということはいつも一緒にいるということで。


そんなことしたら、あたしの心臓はいくつあっても足りなくなっちゃうよ。


そんなことを考えているあたしの頭上で、晴希さんは小さく息を吐く。



「時間は関係なくね?」


「え」


「じゃあ、半年経ったらいいのか? それとも一年?

玲夢は『まだ一ヶ月』なんて言ったけどさ、俺からすれば“もう一ヶ月”なんだけど」
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