恋の魔法と甘い罠~おまけSS
◇◇◇
「すっげーいい匂い」
「あ、おかえりなさい」
「ただいま」
先に和泉さんの部屋にきたあたしは、せっかくだからと夕飯を作っていて。
夢中になっていたら和泉さんが帰ってきたことにも気づかなかった。
けれど、まだ付き合い始めて数日なのに、こうやって「おかえりなさい」「ただいま」なんて言っていたら、新婚さんみたいでめちゃくちゃ恥ずかしい。
熱くなった頬を隠すように、鍋の方へ体を向ける。
「メシ作ってくれたのか?」
あたしの後ろから鍋を覗き込んできた和泉さんは、耳に息がかかってしまうくらいに近くにいて。
「すっげーいい匂い」
「あ、おかえりなさい」
「ただいま」
先に和泉さんの部屋にきたあたしは、せっかくだからと夕飯を作っていて。
夢中になっていたら和泉さんが帰ってきたことにも気づかなかった。
けれど、まだ付き合い始めて数日なのに、こうやって「おかえりなさい」「ただいま」なんて言っていたら、新婚さんみたいでめちゃくちゃ恥ずかしい。
熱くなった頬を隠すように、鍋の方へ体を向ける。
「メシ作ってくれたのか?」
あたしの後ろから鍋を覗き込んできた和泉さんは、耳に息がかかってしまうくらいに近くにいて。