恋の魔法と甘い罠~おまけSS
引き寄せるように、首に回した手にぎゅっと力を入れる。


そんなあたしに晴希さんはふっと笑みをこぼす。



「何? もう我慢できねーの?」



その言葉に頬がカッと熱くなる。


確かに身体が熱くなったせいで、もっともっとという気持ちも出てきたけれど、そんな風に言葉にされると凄く恥ずかしい。


晴希さんの真っ直ぐな瞳から逃れるように顔をそらすと、そんなあたしに晴希さんはクスクスと笑い始める。



「俺も同じだから」


「え」


「俺も、早く玲夢と繋がりてえ」



その言葉にどくんっと鼓動が大きな音をたてる。


あまりにもストレートすぎる言葉に、頬がじわりじわりと熱くなっていくのを感じながらも、あたしもそんな気持ちがあるからか、自分からさらに晴希さんとの距離を詰めた。
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