恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「ん?」



そんなあたしの方にちらりと視線を向けてきた鷹山くん。



「え」


「いや、じーっとこっち見てるから何かあったかなと思ってさ」



食べることに夢中になっていると思いきや、気づいていたのね。



「そんなにたくさん口の中に入れて、苦しくならないのかなーと思って」


「ははは、そんなアホなことはしねーよ」


「だよね」



食べながら苦しむなんて何の修行だと思っちゃうよね。



「あ、そういえばさ……」


「ん? 何?」


「今週の金曜って暇?」


「え」



鷹山くんに誘われるなんて同期の飲み会くらいしか思い付かないけれど、それは一週間前にあったばかり。


てことは、何の用事?
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