恋の魔法と甘い罠~おまけSS
本当に不機嫌だなあと思いながら、全てテーブルに食事を並べ終えた。
「晴希さん、できたよ」
あたしがそう言うと、晴希さんはようやくテーブルの方へやって来て椅子に座る。
「いただきます」
手を合わせてからお料理に箸を伸ばした晴希さんをじっと見つめてしまう。
「何かあったの?」
晴希さんは家で仕事の話をするのを嫌がるから、普段はあまりこういう訊き方はしないんだけれど、今日はあまりにも不機嫌だから訊いてしまった。
そしたら視線をお料理に向けたままで箸の動きすら止めずに、溜め息混じりの声を出した。
「何かあったのは、玲夢(リム)だろ?」
「え」
予想外の返しに何のことを言われたのかわからなくて。
「晴希さん、できたよ」
あたしがそう言うと、晴希さんはようやくテーブルの方へやって来て椅子に座る。
「いただきます」
手を合わせてからお料理に箸を伸ばした晴希さんをじっと見つめてしまう。
「何かあったの?」
晴希さんは家で仕事の話をするのを嫌がるから、普段はあまりこういう訊き方はしないんだけれど、今日はあまりにも不機嫌だから訊いてしまった。
そしたら視線をお料理に向けたままで箸の動きすら止めずに、溜め息混じりの声を出した。
「何かあったのは、玲夢(リム)だろ?」
「え」
予想外の返しに何のことを言われたのかわからなくて。