時間-toki-

目の前には和也の顔。横には和也の手が...


これじゃあ,逃げたくても逃げられないじゃあんっ!!(泣きッ)





ふと,和也を見上げると





子犬のような顔をして






「そんな顔してると我慢できなくなる..」





やばいっ...





そんな顔をして言うなんて,反則だよぉ。逆にあたしが我慢できなくなるじゃんっ!!


あたしの本能は素直過ぎて,つい声が漏れてしまった..






「..ぃ.....よ」












「は..?」










もう,とまらない..





「キス..していいよ」



なんで,こうゆう風に言ったか分からないっ。さっきまで,あんなに嫌がってたのに...



だけど,これだけは分かる。







あたしが和也とキスをしたい..と









「そんなこと言ってると,まじ,止まんねえからな。知らねえぞ?」









「..ぅん」

















.
< 4 / 10 >

この作品をシェア

pagetop