時間-toki-
目の前には和也の顔。横には和也の手が...
これじゃあ,逃げたくても逃げられないじゃあんっ!!(泣きッ)
ふと,和也を見上げると
子犬のような顔をして
「そんな顔してると我慢できなくなる..」
やばいっ...
そんな顔をして言うなんて,反則だよぉ。逆にあたしが我慢できなくなるじゃんっ!!
あたしの本能は素直過ぎて,つい声が漏れてしまった..
「..ぃ.....よ」
「は..?」
もう,とまらない..
「キス..していいよ」
なんで,こうゆう風に言ったか分からないっ。さっきまで,あんなに嫌がってたのに...
だけど,これだけは分かる。
あたしが和也とキスをしたい..と
「そんなこと言ってると,まじ,止まんねえからな。知らねえぞ?」
「..ぅん」
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