ギャクタイ≒フクシュウ

陽が傾きだし、駅に向かった。

その時に母に向かって発した言葉が


「死にたい」。


そう呟いた瞬間、

わたしの中で何かがストンと落ちていく感覚を覚えた。

その感覚が心地良くて、

わたしは何度も何度もその言葉を繰り返した。

あまりに繰り返すので、

母が「産んでごめんね」と呟いたほどだ。



…感謝してるぜ。今はな。
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