ワケあり恋愛事情⁉︎
「お入りください」


ゆっくりと開いていくドア。


目の前に広がる光景に私は言葉を失った。


「「「「「お帰りなさいませ、お嬢様」」」」」


私の足元から広がるレッドカーペット。


天井には大きなシャンデリア。


そして、道を作るように真っ直ぐ並んで頭を下げている、執事やメイドの人達。


「………」


何も言えなかった。

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