ワケあり恋愛事情⁉︎
郁斗が友達のところを離れてこっちに来てくれた。


「どうした?」


「あの…その…ごめんなさい!あと、ありがとう…」


頭を下げてそう言った。


「いいよ。気にしてないから」


「え…」


郁斗が許してくれたことよりも、今の言葉だけで郁斗が理解したことの方が驚き。


「なんで、わかった…の?」


「わかるよ、そのくらい。幼馴染みなんだからさ」


そう言ってニコッと微笑む郁斗。


それを見て私も心の奥があったかくなる。

< 305 / 385 >

この作品をシェア

pagetop