ワケあり恋愛事情⁉︎
ホッとしたのもつかの間。


「菜々!後ろ!」


「え…?」


安心しきったところを振り向くともう1人の相手が鉄の棒を振り上げていた。


もうだめ…!


ギュッと目を瞑って歯を食いしばった時…。


カンッ…。


恐る恐る目を開けると目の前には郁斗がいて、竹刀で棒を受け止めてくれていた。


「郁斗…」


「…全く、心配させやがって」


「あ、ありがとう…」

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