ワケあり恋愛事情⁉︎
「い、郁斗君?もしかして…綾瀬さんのこと…」


「…好きだよ。俺は菜々が好きだ。だから、菜々を悪く言う奴は許さねぇ」


「「「「…………」」」」


再び沈黙が訪れる。


私は…どんどん顔が赤くなっていくのを感じた。


郁斗が私を好き⁉︎


え?


本気で言ってるの?


だって郁斗は小さい頃からの幼馴染で…それ以外の何者でもなくて…。


それに、郁斗はみんなの憧れの存在だよ⁉︎


私なんかを好きになるわけ…。


でも、郁斗は冗談でそんなこと言う人じゃないし…。


郁斗は…私のこと、好き…なんだ…。


私はその場にいられなくなってダッシュで家に帰った。

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