キス、のち涙。
「きゃあっ!!!」


思わずびっくりして、秋原君の背中に顔を摺り寄せて、抱き着いた。


「そのままくっついていて。」


そう言って、秋原君はさらにスピードを出して、自転車をこいで、学校の校門を出た。



「ど、どこに行くの・・・・・・?」




「・・・・・・怖かったんだろ。」



・・・・・・え?
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