キス、のち涙。
もう・・・・・・愛することだって、できない。


苦しんでいる彼のために、何もしてやれない。




「嫌ぁぁぁっ~~~~~っ!!!!!!」




私はその場で、顔を抑えて泣き叫んだ。


こんなところで泣いても、現実は変わらない。


ヤダ・・・・・・。

もっと早く、彼の苦しみに気づいてやれたらよかった・・・・・・。

もっと近くで、支えてあげたらよかった・・・・・・。
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