キス、のち涙。
学校に着いて、黙って教室に入ると・・・・・・クラスのみんなの視線が、痛いほど胸に突き刺さった。
「え・・・・・・。」
「ちょっと、何で来てるの?!」
「最悪、何で学校くるんだよ。」
「どうせまた、二股行為なんでしょ?」
「もう嫌、関わりたくないんだけど。」
・・・・・・まだ、誤解が残っている。
もうヤダ。
だから来たくなかったのに・・・・・・。
長谷川君は・・・・・・私のほうを見向きもせず、友達と楽しそうにしゃべっている。