キス、のち涙。
私は・・・・・・涙が止まらなかった。
鼻水と涙で、顔がぐちゃぐちゃになって、すごく赤くなって、幼い子供みたいに泣いて・・・・・・。
これが、祥吾の本当の想い・・・・・・。
今更、気づくなんて・・・・・・。
逢いたい・・・・・・。
祥吾が、こんなことを思っていたなんて・・・・・・。
祥吾は、遠い所へ行っちゃって、もう逢えない。
私の目の前で、眠り続けている祥吾には、もう逢えない・・・・・・。
「逢いたいよ、祥吾ぉっ・・・・・・。」
私は便箋の上に、大量の涙を流していた・・・・・・。