キス、のち涙。
「ありがとう、秋原君!」

「・・・・・・ん。」




自転車をこいで、走って帰っていく彼の背中を、じっと見つめる。





・・・・・・好き。

好き。

好き。


大好き・・・・・・。




この恋心は・・・・・・マシュマロみたいにフワフワした、甘くて可愛らしい気持ちじゃなくて・・・・・・ブラックコーヒーみたいな、黒くて苦い恋心に思えちゃう・・・・・・。
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