キス、のち涙。
「・・・・・・あ、そっか。長谷川大河と秋元祥吾を誘惑するために、わざと可愛い子ぶってるんだね。」


「・・・・・・え・・・・・・?」




急にみーちゃんが、ニヤリと笑った。

その顔は・・・・・・とてつもなく、怖い・・・・・・。

こんなみーちゃん、見たことないよ・・・・・・?




「秋元祥吾との、自転車二人乗りはどう?楽しい?」

「みーちゃん、言い方が違うよ!そこは、放課後デートでしょ?」

「あ、そっかぁ~。ごめん、りーさ!間違えたね、放課後デートだね。」



りーさも、話に入ってきた。


・・・・・・自転車二人乗り?

どうして・・・・・・そのことを知っているの・・・・・・?




「アハッ。綾羽ってば、何でそんなこと知ってるの?って顔してる。マジでウケるんだけど!」
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