運命の出会いって信じますか?
「うん、旦那より子供の仕草にキュンキュンしているかも。」

真美のその笑顔は本当に幸せそう。

「そう言えば宅急便の子は今月も来た?」

真美の話が変わった。

「ううん、今週末だよ。」

お姉ちゃんの事ですっかり忘れていた。

あの失礼な言葉を吐いた配達の子。

「そうか。楽しみだね。今度は何て言うのかしらね。」

とっても真美は楽しそう。

「普通に荷物を置いて行くだけよ。」

私はそんな真美に呆れながら答えた。

「今度は本気の告白でもされるんじゃない?」

「ないない。」

即座に私は返事した。

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