運命の出会いって信じますか?
ちゃんと顔を合わせて、ちゃんと伝えよう。

そう思った私はパソコンの返信に、こう付け加えた。

-とにかく早く会いたい。今の私にはそれだけ。-

やっぱりこんな素っ気ない返信しか出来ない自分のダメさ加減に、思わず笑ってしまった。

-もうすぐさ。待っていろよ。-

すぐに英輔からの返信が来た。

私はそれを確認すると、ネックレスを手に取った。



















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