運命の出会いって信じますか?

そう言うと増本君は立ち上がった。

「営業に行って来ます。うまくいけば新規の契約をしてきます。また野々村さんの仕事を増やしちゃいますけど。」

「ええっ、勘弁してよ。」

私は声を上げた。

「今の野々村さんなら大丈夫ですよ。」

爽やかな笑顔で増本君は去って行った。
















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