運命の出会いって信じますか?
「英輔?どうしたの?」
慌てる私を、余裕で見下ろす英輔。
「華、恋人同士が2年ぶりに再会したらする事は決まっているだろう。」
お姫様抱っこされている私の顔に、英輔は自分の顔を近づける。
「2年間の男の一人寝をどう解消してくれる?」
「まさか。向こうでそういう所に行っていなかったの?」
私の驚いた声を聞いて、困った顔をする英輔。
「男はね、全員が全員好きでもない女が抱けるとは限らないの。」
「別に本当の事を言って良いんだよ。20代の男が2年も禁欲できるとは思ってないから。」
私が英輔に会いに行かなかったのも悪かったんだし…。
私はその言葉を飲み込んだ。
英輔はバサッと私をベッドに降ろした。
ベッドに腰掛ける英輔。