運命の出会いって信じますか?
「逆にそれまで日下君と不安定な形で離れていたから、気が抜けて当然よ。でもその精神的なことで、身体を壊さないようにね。女の身体はデリケートなんだから。」

真美には何でもお見通しだ。

「もう大丈夫。」

私はにこりと笑う。

こんな時、真美は何気に私の気持ちを察してくれる。

いい同僚…、いやいい友達と巡り合えたことに感謝だ。

「そう言えばさ、あの宅急便の子どう?」

今は昼休みに入り、お弁当を食べながら真美と話していた。

「どこまで話したっけ?」

「年齢の事ぐらいしか聞いてないかな。」

そうだ…。

英輔が来ていたから、その件はすっかり忘れていた。

私は真美に正直に話をした。

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