運命の出会いって信じますか?
何故だかお姉ちゃんと知り合いみたいな事をほのめかされた事。

それをネタにデートに誘われた事。

その返事をするこないだの配達で、宅急便の子と英輔が顔を合わせた事。

その事に関しては、英輔にもお姉ちゃんにも話していない事。

「いつの間にそんな事になっていたの?」

興味津々ながら、少し心配そうな表情をする真美。

「華のお姉さんの事で、華がどうして外でその子と会わなきゃいけないの?」

「分からない…。でも私はそんなつもりないから。」

「でも理由が分からないと、気持ち悪いよね。」

二人で宅急便の子とお姉ちゃんの間柄をいろいろ考えてみる。

でも、結局…。

「お姉さん、その子と付き合っていたのかな。」

真美がつぶやいた。

そうだよね、やっぱりそこに落ち着いちゃうよね。

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