運命の出会いって信じますか?
私は早速デスクの上にあるパソコンを立ち上げた。
そしてデスクの隅にある書類に目を通していく。
「とにかく君のやり方で進めてくれ。質問と報告は怠らないように。」
私の様子を見ると、塚田部長は笑いながら言った。
書類には各支社の契約数や使われている契約書の種類が無造作に羅列されていた。
ここまで調べてもらってあるなら、各支社への面倒な問い合わせはまだまだ後になりそうだ。
思いのほかやりがいのある仕事を与えられ、私は仕事に集中していった。